LPガスと都市ガスとの違い
日本で一般家庭に供給されているガスは大きく「LP(プロパン)ガス」と「都市ガス」に分類することができます。これらのガスはそれぞれ性質が異なっています
LPガスとは
プロパンガスは液化石油ガス(LPG)とも呼ばれブタンやプロパンなどを主成分とするガスです。プロパンガスは常温でも圧力をかけることで比較的簡単に液化することが出来ます。しかも液化すれば体積が気体の250分の1になるため運搬にも便利です。そのためプロパンガスではガス管が埋設されていない地域でもガスボンベに詰めて運搬することが可能です。
都市ガスとは
都市ガス会社で供給されるガスは液化天然ガス(LNG)やナフサを原料に作られます。都市ガスは空気よりもかるく常温でも液化しづらいというのが大きな特徴です。そのため都市ガス会社の巨大な貯蔵タンクから各家庭まで埋設されたガス管を通って、気体のまま運搬することが可能です。
LPガスと都市ガスの性質の違い
プロパンガスと都市ガスはガスとしての性質が違います。もちろんどちらも燃焼させることによりエネルギーを得るという面では同じですが、都市ガスは空気よりも軽く、プロパンガスは空気よりも重いです。そのため、ガス警報機をつける位置がまず違います。
また、ガスコンロなどの機器もそれぞれ都市ガス用とプロパンガス用に分かれており、それぞれの機器はきまったガスでしか利用することができません。重大事故に結びつくこともありますので、ガス機器の利用は必ず守りましょう。
環境と災害に強いLPガス
地球温暖化をはじめ、さまざまな環境問題に貢献するLPガス。
現在、世界規模で低炭素社会の実現に向けたさまざまな取り組みがなされています。日本でも2050年までに二酸化炭素(CO2)の排出量を80%削減を目指し、省エネルギーの推進を始め、化石エネルギーの高度有効利用や非化石エネルギーの導入拡大などを図ろうとしています。
温室効果ガスを削減するには、クリーンなエネルギーを効率的に利用することが必要です。LPガスは化石エネルギー(石油・石炭・天然ガス・LPガス)の中でも天然ガスとともにCO2排出量が少なく、燃焼時の排出ガスも極めてクリーンなエネルギーです。
温室効果ガスを削減するには、クリーンなエネルギーを効率的に利用することが必要です。LPガスは化石エネルギー(石油・石炭・天然ガス・LPガス)の中でも天然ガスとともにCO2排出量が少なく、燃焼時の排出ガスも極めてクリーンなエネルギーです。
復旧も早く、避難場所での生活を支えるLPガス。
「地震列島」と呼ばれる日本では、災害発生時においても安定期的に使用可能なエネルギー源を確保することが重要な課題となっています。
LPガスは、各需要家ごとに個別に供給可能な「分散型エネルギー」なので、災害発生時にガスの供給が遮断された場合も、個別に調査・点検を行うことで迅速に復旧させることが可能です。
また、分散型のため一時的な避難施設や仮設住宅等にも必要に応じて供給設備を設置することが可能で、煮炊きやお風呂、暖房など被災者の生活を支援します。
LPガスは、各需要家ごとに個別に供給可能な「分散型エネルギー」なので、災害発生時にガスの供給が遮断された場合も、個別に調査・点検を行うことで迅速に復旧させることが可能です。
また、分散型のため一時的な避難施設や仮設住宅等にも必要に応じて供給設備を設置することが可能で、煮炊きやお風呂、暖房など被災者の生活を支援します。